ふるさと納税の始め方を3年経験した夫婦が完全解説【実際の画面あり】


ふるさと納税って気になるけど、結局なにから始めればいいのかわからない。
そんなふうに思ったことはありませんか?



私も最初はまったく同じ気持ちでした。
「得になるって聞くけど仕組みが難しそう」「手続きが面倒そう」と不安で、しばらく手を出せずにいました。
でも実際にやってみると、思っていたよりずっとカンタンで、お得が実感できる制度だったんです。
この記事では、ふるさと納税歴3年の私が、初心者の方向けにゼロから丁寧に始め方を解説します。
実際に使ってみてよかったサイトや返礼品、失敗しないポイント、控除の確認方法まで、リアルな体験談を交えて紹介します。
ふるさと納税を始めるか悩んでいるあなたが、「これならできそう!」と思っていただけるように解説頑張ります!
この記事の筆者


【図解】ふるさと納税とは?初心者にもわかる仕組みをやさしく解説


ふるさと納税とは、超簡単にいうと、
応援したい自治体に寄付をすると、お礼の品がもらえて、しかも翌年の税金が安くなる
制度です。
たとえば、自分の好きな地域に寄付をすると、そのお礼にお米・お肉・日用品などの返礼品が届きます。
さらに、その寄付額の大部分(※自己負担2,000円を引いた金額)は、翌年の住民税や所得税から差し引かれる(控除される)仕組みになっています。
自分の好きな自治体Aに1万円分寄付をしてお米10kg、自治体Bに1万円分の寄付をしてお肉1kg、がもらえたとします。
そのうち18,000円分は翌年の税金から差し引かれるので、実質の自己負担は「たった2,000円」で済みます。
つまり、「2,000円でお米とお肉を買ったようなもの!」というお得な仕組みなんです。
ふるさと納税は、お礼の品がもらえて、税金も安くなる、一石二鳥の制度です。
しかも、やり方さえ知っていればスマホ1つでかんたんに寄付ができるので、「なんか難しそう…」と敬遠していた方こそ、ぜひ挑戦してみてほしい制度です。
ふるさと納税の5つのメリットとは


ここでは、私自身も3年間ふるさと納税を続けて「やってよかった」と思えたポイントを5つご紹介します。
返礼品がもらえる
ふるさと納税の最大の魅力は、寄付をすることで豪華な返礼品がもらえることです。
これは、「地域を応援してくれてありがとう」という気持ちを込めたお礼の品です。
自治体によっては、高級食材が選べることもあります。



北海道に寄付して「イクラ」や「ホタテ」をもらうこともできます!
ほかにも、お米・お肉・日用品・洗剤など、生活に役立つアイテムも豊富です。
日常の買い物代を浮かせることもできるので、「節約派」にはうれしい制度です。
寄付金額に応じたポイントがもらえる
ふるさと納税サイトによっては、寄付した金額に応じてポイントが還元されるサービスがあります。
これは、ネットショッピングと同じように、キャンペーンや特典があるサイトを使うことで、さらにお得になる仕組みです。
私が使っている「楽天ふるさと納税」では、楽天ユーザーだと20%の還元も狙えます。



実際私は、楽天スーパーセールのポイント還元率10%以上の時に狙って、お得にふるさと納税を使っています。
「ポイ活も節税も両方したい!」という方には特におすすめです。
税金の控除(還付)が受けられる
ふるさと納税で寄付した金額(自己負担2,000円を除く)は、所得税や住民税から控除されます。
これは、国が認めた正式な「税金の前払い」扱いになるためです。
つまり、「あとで支払う税金を、今のうちに寄付しておく」というイメージ。
10,000円を寄付した場合、翌年の住民税が8,000円安くなり、所得税も少し還付されることがあります。



節税しながらお得な買い物をしているような感覚になれます。
応援したい地域に寄付ができる
自分が応援したい地域を自由に選んで、寄付という形で力になれるのもふるさと納税の魅力です。
被災地や過疎地域、特定の産業が盛んな場所など、寄付の使い道にストーリーがある自治体も多く、気持ちよく支援できます。



社会貢献にもつながる選択ができるのが、他の制度との大きな違いです。
寄付金の使い道を指定できる場合がある
自治体によっては、寄付金の使い道を自分で選べる場合もあります。
ふるさと納税では、「子育て支援に使ってほしい」「教育に活用してほしい」など、使い道を指定できるメニューが用意されている自治体もあります。



お金の使い道まで選べることで、自分の想いが届く寄付ができるのも、ふるさと納税ならではの良さです。
【3ステップ】ふるさと納税の実際の流れを解説


「やってみたいけど、手続きが面倒そう…」と思っている方へ。
実はふるさと納税の流れはたった3ステップ。
この章では、最初から最後までの流れを順番に解説していきます。
ステップ①:寄付金の控除上限額を調べる
まず最初に、自分が「いくらまで寄付できるか(=控除の対象になる金額)」を調べましょう。
控除には上限額があり、これを超えて寄付すると、その分は自己負担になってしまうからです。
無理なくお得に活用するために、まずこの金額を知っておくのが大切です。
年収300万円の独身会社員であれば、ざっくり「2万9,717円」です(※家族構成や保険加入状況でも変わります)。


引用:楽天ふるさと納税
各サイトには「控除額シミュレーター」が用意されているので、年収・家族構成を入れるだけで簡単に調べられます。
- 楽天ふるさと納税:かんたんシミュレーター
最初に「自分はいくらまで寄付できるか」を把握しておけば、損せずに安心してスタートできます。
ステップ②:ふるさと納税サイトの登録・寄付
次に、ふるさと納税サイトに登録して、返礼品を選び、寄付を申し込みます。
気に入った自治体・返礼品を選んで「カートに入れる→申し込む」で完了です。



私は楽天ふるさと納税を使っていますが、Amazonや楽天市場で買い物する感覚でできました。
商品ページのような画面で「寄付金額」「内容」「配送時期」などが書いてあり、1つ選んで「寄付する」ボタンを押すだけです。
登録・寄付は思っている以上にシンプルで、スマホ1台で完結します。
ステップ③:税金控除の手続き
最後に、控除を受けるための手続きを忘れずに行いましょう。
方法は2種類あります。
税金の控除は、申請をしないと自動的には受けられません。
自分に合った方法を選んで、書類を提出する必要があります。
対象:会社員など、確定申告しない人向け
- 寄付先が5自治体以内ならこれでOK
- 寄付のたびに申請書を提出(サイトから印刷 or 郵送で届く)
申請締切:翌年の1月10日までに必着
対象:自営業の方や、6自治体以上に寄付した人
- まとめて申告して、所得税と住民税の控除を受ける
- 還付金として戻る場合もある
申請締切:確定申告のタイミングで行う



私は自営業なので、確定申告で行ってます!
申請さえ忘れなければ、ちゃんと税金が安くなる(=控除される)ので、ここが一番大事なステップです。
3年利用して感じた「思ったより簡単だった」話
私自身も最初は「難しそう…」と敬遠していましたが、
実際に始めてみたら驚くほど簡単でした。
今のふるさと納税サイトはとても親切で、「シミュレーター」など、初心者でも迷わない工夫がたくさんあるからです。
初めての年はドキドキしながら寄付してみましたが、返礼品のもつ鍋が届いたときは、夫(当時は彼)と



本当に来た!!!
と大喜びしました。
翌年の住民税通知書でも「控除済み」の記載を見て、安心しました。
ふるさと納税は、「1回やってみれば」本当にカンタンだと実感できる制度です。
「もっと早くやればよかった!」と感じたので、ぜひ最初の一歩を踏み出してみてくださいね。
【比較】ふるさと納税サイトはどこを選ぶ?


ふるさと納税は、複数の専用サイトから申し込むことができますが、「どこを使えばいいの?」「違いはあるの?」と迷ってしまう方も多いですよね。
ここでは、人気のふるさと納税サイトを比較しながら紹介していきます。
実際に私が3年間使っている感想も含めて解説しますので、サイト選びの参考にしてくださいね。
人気サイトの特徴比較(楽天・ふるなび・さとふる)


ふるさと納税サイトはたくさんありますが、特に有名で安心して使えるのは次の3つです。
それぞれに特徴があり、重視したいポイント(お得さ・返礼品・サポート)によって選び方が変わります。
サイト名 | 特徴 | 向いてる人 |
---|---|---|
楽天ふるさと納税 | ・楽天ポイントが貯まる ・買い物感覚で寄付できる | ・楽天ユーザー ・ポイントを貯めたい人 |
ふるなび | ・家電・高級返礼品が豊富 ・Amazonギフト券還元あり | ・こだわりの返礼品を選びたい人 |
さとふる | ・返礼品が届くまでの期間が短い自治体も ・チャットボットに質問できる | ・早く返礼品が欲しい人 ・サポート重視の人 |
ポイント還元・返礼品の種類・サポート体制の違い
ふるさと納税サイトは、それぞれ「何が強みか」が違います。
サイトごとに得られるポイント・扱っている返礼品の種類・初心者サポートの手厚さに差があるからです。
- お買い物マラソンやSPU(スーパーポイントアップ)などで、寄付額の最大30%以上がポイント還元されることも!
- 食品・日用品が豊富で、楽天スーパーセール時にまとめて寄付する人が多いです。
- 家電・体験型ギフトが充実していて、他にはない返礼品が多い。
- Amazonギフトカードなどに交換できる「ふるなびコイン」がもらえる。
- サイトの操作がシンプルで、返礼品のレビューも多くて選びやすい。
- 電話やチャットサポートがあるので、初心者でも安心です。
「ポイントでお得にしたいなら楽天」「家電が欲しいならふるなび」「安心して始めたいならさとふる」など、目的に応じた選び方がコツです。
私は楽天派!その理由と活用術【体験談あり】
私は3年間「楽天ふるさと納税」を使い続けています。
理由は楽天ユーザーなので、ポイントが圧倒的にお得だからです。
楽天ふるさと納税は「いつもの買い物の延長」で手軽に利用できました。



楽天経済圏を使いまくっているので、ここしか選択肢がなかったです!
さらに、セール時や5・0のつく日を活用すれば、寄付額の20%がポイントで返ってくることも多く、実質負担がかなり減ります。
我が家では12月の「楽天スーパーセール」のときに2万円分の寄付をまとめて行い、約4,000ポイント(=4,000円相当)が戻ってきました。
それだけで10kgのお米が買えてしまったので、家計的にも大助かりでした。
楽天ユーザーの方は、ポイント獲得も節約も叶う、楽天ふるさと納税はとても相性がいいと感じています。
控除手続きはどうやる?ワンストップ特例と確定申告の違い


この章では、控除を受けるための方法について、わかりやすく解説します。
ワンストップ特例制度とは?対象者と注意点
ワンストップ特例は、ふるさと納税をしたあとに簡単な申請書1枚を提出するだけで、翌年の住民税から自動的に控除してくれる制度です。
とくに会社員など、確定申告をしない人にはとても便利な方法です。
- 年末調整で税金の手続きが終わる「給与所得者(会社員)」
- 寄付先の自治体が5つ以内
注意点はこちらになります。
- 寄付のたびに申請書が必要
- 翌年の1月10日必着で提出しないと無効
- 引っ越しや氏名変更があると「変更届」の提出が必要
ワンストップ特例制度は、会社員で寄付先が5自治体以内なら、もっとも手軽な方法です。
確定申告になるケースとは?会社員も注意が必要
次のような場合は、ワンストップ特例ではなく、確定申告が必要になります。
確定申告を使うことで、ふるさと納税による控除を正確に反映できるからです。
また、ワンストップ特例を選んでも、あとから確定申告をした場合は、そちらが優先されてワンストップは無効になります。
- 寄付先が6自治体以上ある場合
- 医療費控除・住宅ローン控除・副業収入がある人
- フリーランス・自営業など、毎年確定申告をしている人
- 年の途中で転職し、年末調整がされていない人
会社員でも、条件によっては確定申告が必要になるので、「私はどっち?」を事前に確認することが大切です。
書類の提出方法と期限をわかりやすく解説
控除を受けるには、寄付後に「書類」を忘れずに提出する必要があります。
- 寄付後に届く or 自分で印刷する「ワンストップ特例申請書」
- 必要事項を記入し、マイナンバーカードのコピーと一緒に寄付先の自治体へ郵送
提出期限:翌年1月10日必着(ポスト投函日ではなく「到着日」)
旦那は会社員時代はワンストップ特例でした。



大体が寄付後に郵送で届くと思うので、安心してください!
手順はこれだけなので、超簡単です。
- 寄付金受領証明書をすべて保管(自治体から郵送で届く)
- 国税庁のe-Taxまたは紙の申告書で手続き
提出期限:通常は2月中旬〜3月中旬に提出



私はフリーランスなので、こっちです。
確定申告の時に、追加で申告が必要です。
実際にやってみた流れ【夫の実体験】


いずみ夫は毎年、楽天ふるさと納税のワンストップ特例制度を使ってふるさと納税をしていますが、驚くほど簡単です。



こちらに流れを記載します!













会社員(確定申告なし)・5個以内の自治体に寄付の場合は、「希望する」を選択します!











それだけで完了です!



ネットショッピング感覚でできるね!
「一度やれば覚える」レベルの簡単さなので、まずは1回やってみるのがおすすめです!
ちゃんと控除されたか不安?確認方法を画像付きで解説


ここでは、「住民税決定通知書」と「確定申告後の通知書」から、控除がちゃんと反映されているかをチェックする方法をわかりやすく解説します。
住民税決定通知書の見方|どこに「控除額」が書いてある?
ワンストップ特例制度を使った場合、翌年6月ごろに届く「住民税決定通知書」で控除額を確認できます。
この通知書には、前年にふるさと納税をした金額のうち、控除対象になった分が具体的に記載されています。
会社員の方は、会社から「住民税の通知書(給与所得等に係る住民税の特別徴収税額の決定通知書)」が配られます。
- 「摘要欄」や「税額控除額」の欄
- 「寄附金税額控除」「ふるさと納税」などの文字がある
- 「市民税・県民税それぞれの控除額」が書かれている


通知書の「摘要欄」を見て、金額が反映されていれば、控除はちゃんと処理されています。
確定申告をした場合の確認方法
ふるさと納税の控除を確定申告で手続きした人は、次の2つのポイントをチェックすれば、ちゃんと控除されたかどうかが確認できます。
- 所得税の還付確認
確定申告書の「還付される税金」欄や、後日届く「国税還付金振込通知書」で還付額を確認します。 - 住民税の控除確認
住民税決定通知書の「税額控除額」や「摘要」欄で、住民税からの控除額を確認します。
これらの合計額が、寄附金額から自己負担額2,000円を差し引いた金額と一致していれば、適切に控除されています。
控除確認チェックリスト
「ちゃんと手続きできたか心配…」という方のために、以下に控除確認のチェックリストをご用意しました。
【ワンストップ特例を使った方】
□ 申請書は寄付ごとに提出した
□ 提出期限(翌年1月10日)を守った
□ 住民税決定通知書に「寄附金税額控除」と書かれている
【確定申告をした方】
□ 確定申告の際、寄付金受領証明書を提出した
□ 確定申告書の「還付される税金」欄、後日届く「国税還付金振込通知書」で還付額を確認
□ 住民税決定通知書に「寄附金税額控除」と書かれている
控除されたかどうかは、通知書や申告書の内容を見れば必ず確認できます。
「控除されてなかった…!」ということは、大抵が申請忘れや提出ミスなので、チェックしてみましょう。



もしその年に控除できていなかったとしても、5年以内に確定申告をすれば、控除されるのでご安心を!
ふるさと納税歴3年の私がリピートしてる返礼品


ふるさと納税、何を選べばいいか迷ったら――お米がおすすめです!
理由はシンプル。「絶対に食べるから、ムダがない」。



だから、私は毎年リピートしています!
正直、ふるさと納税のサイトを見ていると、美味しそうなお肉やスイーツ、豪華な海鮮など魅力的な返礼品がたくさんあって目移りします。
でも現実は、もっとお金に余裕があったら、いろいろ試したい…というのが本音。だからこそ、家計を支えてくれる「お米」は外せません。
私がいつもリピートしているのがこちら👇
【ふるさと納税】熊本ふるさと無洗米
去年は夫婦2人で、このお米を合計15kg分いただき、しっかり節約につながりました。



毎日使うものだし、美味しいし、届いたときの安心感がすごいです。
最近はお米も値上がりしているので、ふるさと納税でもらえると本当に助かります。
「返礼品で贅沢を楽しむ」というより、
として大活躍しています。
お金に余裕がないときこそ、ふるさと納税は家計の味方。
まずは1つ、実用的な返礼品から始めてみませんか?
まとめ|ふるさと納税はやってみると意外と簡単!


ふるさと納税は、「ややこしそう」「手続きが大変そう」と思われがちですが、
返礼品をもらえるだけでなく、しっかり税金の控除も受けられて、家計にプラスの効果を感じられるのが大きな魅力です。
「少しでも節約したい」「家計の支出を抑えたい」「でも美味しいものや日用品は手に入れたい」
そんな思いを持っている方にこそ、ぴったりな制度です。
節約や貯金をがんばるなら、ふるさと納税は「やらないと損」といってもいいくらいの制度だと思っています。



まだやったことがない方も、今年から少しずつ始めてみましょう!